数日前、
ご友人のご結婚のお祝いのための
ヘアセットと
つけ下げの着付けをさせていただきました。
つけ下げのお色が
はっきりしているものの、
着物の織り柄が
優しいラインと繊細な模様で
帯や小物の
優しい色合いのコーディネートでしたので、
髪は上品にまとめ、
落ち着いた華やかさがでるような
小さめの髪飾りを組み合わせ、
帯はお太鼓で品よく
お支度させていただきました。
着物や帯は
季節を感じ取ることができる
季節花や季節のものを文様や柄にしたり
同じ文様や柄でも
大きさや配色、組み合わせなどで
その着物に込められた
願いや思いは変わります。
それぞれに
意味はあるのですが、
今回、お客様がお召しになった
つけ下げには
たくさんの蝶々の
刺繍のあるデザインでした。
蝶々の舞い上がる
『上昇』のイメージや
サナギから蝶々へと様子を変える
『変化』のイメージ
『丁』『長』と
同音であることから
整っている、秀でるなども、
意味も連想し
蝶々は
可愛く華やかでありながら
ハレの日には
吉祥文様として
愛される文様です。
向かう場所、目的に応じて
着物や帯、
全体のコーディネートを
考え、楽しむのも
着物の良さですね。
おめでとうございます。